店長日記
ハンディタイプ掃除機のニカド電池の復活と、錆びにくい食器の関係
こんにちは、店長日記をずっとサボってしまったユーロキッチンかさい店長の河西零ですm(_)m
キッチン用品とは全然関係のないお話なのですが、場合によっては有益な情報なので、しばらくお付き合いください。
ふと、数か月も使用していなかった充電式のハンディタイプ掃除機を久しぶりに取り出して使おうとしました。
しかし案の定、電池は放電していて、スイッチを入れても動きませんでした。
充電器にセットすると、充電ランプがつかず、充電もできない状態でした。調べてみると、電池は充電式のニカド電池でした。
そこで、試しに自動車・バイクのバッテリー充電器をバッテリーの充電端子に一瞬当ててみたところ、充電器のランプが点き、無事充電ができるようになりました。(この方法は「電池起こし」と呼ぶそうです)※電気は大変危険です。場合によっては機器を壊してしまったり、感電事故や火災につながる可能性もありますので、十分調べてから自己責任でお試しください。
充電ができなかった原因としましては、長期間放置した際に、自然に電池が放電し、電池内部の端子にサルフェーション(通電性のない酸化被膜等)が付着していたことのようです。
通常、乾電池やスイッチの接点の表面は酸化被膜で覆われていて、電流が流れると、その被膜を破って通電します。
チタンやステンレスなどの金属のほとんどは実は錆びやすく、表面がすぐに酸化することによって被膜ができ、それ以上内部が腐食しない状態になります。ステンレスのフォークやナイフが錆びにくいのは、実は表面が薄く錆びてコーティングができているのです。
自動車やバイクのバッテリーは、実は10年くらいは使用できるといわれています。寿命が短くなるのは、主に内部の端子に付着するサルフェーションが原因で、サルフェーションを除去すればより長く使用できます。(最近ではサルフェーション除去機能の付いた充電器も販売されています)放電の際、サルフェーションは付着し、充電の際、サルフェーションは剥がれます。
同じものでも食器では良い役割を果たし、バッテリーでは悪さをしてしまう酸化被膜君・・・
以前の店長日記でも書かせていただいた、「フライパンではすごい性能を発揮するも、窓のサッシでは熱を逃がしてしまうアルミニウム君」に似ていますね。
たまーに日記を書いているような状況ですが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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